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リストラ

少し前に聞いて思わず笑ってしまった話だが、業績が先行き不安になってくるとどんな会社でも先ずリストラを始めるだろう。
その会社は各部署の上役連中が、自分がリストラされるのが嫌で20代・30代の部下達を、営業の最前線に回して結構きついノルマを与え、体裁の良いリストラをしてるみたいな話を聞いた。
結果、給料の高い人間が残り、融通の利かない官僚組織だけが肥大化して行く。
バブルが崩壊した頃から経営者、役員は自ら責任を取るということを忘れてしまったかのようである。
彼らは、何か事が起きたときに責任を取るためにその地位にいる、という自覚が薄れてきている。
彼らが居なくても会社組織というものは機能していくのである。
給料の高い経営者・役員の首を切ると、いったい何人の若い社員を雇えるのだろうか?
その中には将来会社を支えていく有能な経営者の卵も居るはずである。
サラリーマン経営者、役員が自己保身に走りすぎるために企業倫理を失っていく会社組織をあちらこちらで目にする事になる。