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企業の不正

アメリカの著名投資家、ジム・ロジャースがレフコを訴えている。
アメリカでは、レフコの不祥事が発覚して、すぐ株主の集団訴訟が起こった。
当然のことながら、監査法人も訴訟の対象になっている。
こうした動きが、アメリカの企業に自浄作用をもたらすのだと思う。
企業会計原則の一番最初に、「真実な報告を提供するものでなければならない」と真実性の原則を謳っている。でたらめな数字を財務諸表に載せられたら、企業活動そのものが成り立たなくなる重大な問題である。不正を見抜けなかった監査法人の罪も大きい。
カネボウの不正経理事件と比較して、日米の投資家の温度差を感じるのは私だけだろうか・・・。