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悪人世にはばかる。

いつ果てる事なく、耐震偽造事件が新聞紙上を賑わしているが、 悪い事をする人間は、どの世界にもたくさんいる。土建屋・建築屋のコスト削減の為の、手抜き工事は珍しい事でない。
大昔から言われて来た事であり、尚且つ、氷山の一角であり、改めて騒ぐ程の事ではない。 
見える物を売る人は、コンクリートの中の見えないところで人を騙そうする傾向にあるが、我々のように、見えない物を売る人間は、継続した実績で信頼を勝ち取る他なく、難しい面がある。小さなトラブルで一喜一憂する人は、木を見て森を見ずの諺のように、物事に対して戦略的な概念がないからに違いない。目先的なラッキーアンラッキーが病気で言う、対症療法なら、トラブルに対しての考え方・取組方は、根本治療に等しい。そういう根本部分のところから、人付き合いを勉強しないと、トラブル病の病気は再発する。
それはそうと、姉歯建築士をテレビで見ていて、思ったのだが、隠し続けた、耐震設計の偽造が表沙汰になるまで、時間がかかったわりには、彼の頭上のカツラが、すぐバレタのはお粗末でないか?