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お彼岸

3月18日から3月24日までの1週間の事だ。この1週間のまん中の日の「春分の日」のことを「中日」と言う。太陽が地球の赤道の上にあり、昼と夜の長さが同じになる日では、これか「春彼岸」のことについてお話しましょう。彼岸を紐解くと、彼岸とは「向(む)こうの岸(きし)にたどりつく」ということ。わたしたちのいる世の中を、この岸と書いて「此岸(しがん)」と言い、死んだ人が「此岸」をはなれて、あの世へ行くことを「彼岸」とされてきました。この言い伝えは中国が発祥で、このことは太陽を神と信仰している民族から来ている様だ。太陽が西に沈むので、阿弥陀様のいる「清らかな国へ行ける」ということから「彼岸」という行事が広まったと言われています。この「彼岸」という行事は、平安時代から伝えられてきたもで、紫式部が書いた「源氏物語」には、「彼岸」の中日(春分の日)のことを「いとよきひ」と書かれ、平安時代の皇族や公家らの祭りごとのようだ。
今年の春の彼岸は、3月18日から3月24日までで、彼岸の中日(春分の日)は明日3月21日です。