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破綻シナリオの序章

日本政府の財政は、既に破綻状態となっている事は、誰も疑う余地がない。今後 財政を立て直す為に必要な事は、消費税引き上げ等の税制改革での歳入増加を計り、金利を大幅に上回るインフレにすると言う順番である。では、その消費税引き上げの歳入増加分が、金利の利払い分を越えない状況が続いた時、若しくは、金利以上のインフレにならない場合、いったいどうするのか? その時こそ、政府の強権で伝家の宝刀を抜くしかない。考えられるオプションが、幾つかある。 デノミ(通貨単位変更)や預金封鎖など・・・。 高級官僚や政治家が私腹を肥やす為の、借金だったとしても、そのつけは、最終的には国民が払わねばならない。預金封鎖は日本でも過去前例のあった事で、デノミは1960年にはフランスが実施して、日本では、福田総理の時代にデノミ実施直前まで至った事があるが、当時はインフレを助長するとの反対論が根強く、実現には至らなかった。今度のデノミ論議の、インフレは渡りに船。反対論が出る余地がない。