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祈り

四季の変化が美しく、自然風土に恵まれたこの国。自然は御しがたいということがあり、古来より人々は神々を祀り、神社にて崇めてきた。八百万の神々とはよく言ったもので、天照大御神にはじまり、須佐之男命は有名どころだ。他にも金比羅さんの大物主神、えびすさんの蛭子神、おいなりさんの宇迦之御魂神など数限りない神々がいる。
鳥居をくぐって、いざ、お祈りすることは学業成就、健康、家内安全、交通安全とこうなるわけだ。ここまではいいが、私などは「ついでだから」と色々お願いしてしまう。
健康から祈願し始めるのだが、ふっと思い出し、ロト6が当たりますよーにだとか、(初詣だったりしたなら、当然年末ジャンボとなる)、仕事で上手く行くよーにだとか、八百万の神々に届くはずもないことばかり祈る。それも神主をも超える、半端じゃない念で祈るのだから、神々も困惑しているに違いない。ここ一番お賽銭は高めにしてあるが・・・(笑) 
そろそろ、私利私欲のために祈るのはやめて、本来の穂の実り、健康くらいに留めて、参拝の正しい作法でも覚えるか・・・と思う今日この頃です。