浮き草は、流れに逆らわない事をモットーとする。しかし、川の流れに反した強風が吹けば、逆に川上に押し戻される。川の流れだけを読むだけでは、片手落ちであって、風も読まねばならない。川の流れに風がフォロー(順風)であれば、積極的に攻めるだけで、逆に風がアゲインスト(逆風)ならば、どちらが強いか分析して、強い方向へ消極的に攻めれば良い。今の株式市場を例に挙げると、強風の季節かもしれない。川の流れより風の流れが重要であり、それは世界的な流れで、史上最高に膨らんだ中東マネーの動きとも言える。材料乏しい環境下での株価上昇は、全て中東マネーの仕業だと理解すれば、おのずと進退の前兆となる何かが見えてくるのかも?