野球って以外におもしろい。何がおもしろいのかは、テレビの野球中継を見ているだけでは分からない。実際に球場に足を運んで見ないとダメだ。なぜ?かというと、バッターによって守備位置を変える内野手を見たり、前の打順の選手が敬遠されている時のネクストバッターズサークルの選手のリアクションを見たり、チームがピンチになった時にブルペンで投げるリリーフエースの投球を見たり、一塁ベース上でファンの声援に手を振って応えるスター選手を見たり、あるいはファンサービスのため選手が客席に投げ入れるボールを取ろうとして落下位置に全速力で走り寄る小学生を見たり、酒に酔って普段出さないような大声で相手チームをやじるOLを見たり、イケメン選手を携帯カメラで撮ろうとする修学旅行生を見たりしないと本当の野球の面白さはわからないからだ。野球というのは一球ごとに球場全体で行われている。硬式球が人工芝を弾む音やランナーがベースを踏む音、応援するファンの声援やビールを売る売り子のとびきりの笑顔、テレビでは決して感じることができないそれらすべてが揃ってはじめて野球なのだ。それはプロ野球だろうが、高校野球だろうが、草野球だろうが、少年野球だろうが関係ない。だから野球を見るなら絶対に球場で見るべきと、言うのが私の野球に対する持論です。