夏から始まったわけでもないだろう、清涼飲料水市場では、いま特に緑茶戦争が激化しているようだ。コンビニに行っても、目にしたことの無い飲料水が、ところ狭しと並んでいる。それも、規則正しく・・・そこにウーロン茶やお酒で有名な会社が新商品を参入したが、成果は芳しくなく、その会社では原因を突き止めるために、グループインタビューなる事を行なったそうだ。そこで出てきたのは「どうせ飲むならお茶屋のお茶がいい」という答えだった。「あえてお酒の会社のお茶は買わない」ということらしい。そこで、その会社は会社名を小さくして商品の最下部に移し、さらに「京都のお茶屋さんのお茶」であることを全面に押し出した商品に切り替えたところ、大ヒットしたそうな。京都弁でしゃべる夫婦のCMも好評を博している。たとえアウェーであっても、しっかりした戦術であれば勝てるということだ。