今回の米国の中間選挙。下院で民主党が過半数を奪還した。上院では接戦により、確定開票は1週間以上先になる模様だが、過去の民主党政権時代を考えると、日本経済の先行きに暗雲も見え隠れする。保護貿易主義の強行派の多い民主党時代のジャパン・パッシングで、すぐ壊れるような、アメ車を多く輸入させられたり、米国では日本車の不買運動また起こるだろう。今は、トヨタ車も現地調達の部品が多く、以前のような叩かれ方はしないだろうが、同じアジア中国への元切り上げ圧力が強まるには違いないと見る。長期円安展望の日本の円だが、中国元に靡いた円高の可能性も否定できないところだ。混沌とした状況になって来た。ブッシュ政権下での、石油の高騰で大きく膨らんだ、中東を中心とする投機資金は、この結果で今後どう動くか注目される・・・