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モチベーション motivation

先日あるセミナーに参加してきた。そこでの売り込みは、あるプログラムをしたらあなたも大成功だ。と言うものだった。米国の経営者養成塾で使用しているプログラムの中のモチベーションの部分を抜粋したもので、自分の潜在意識の中にモチベーションを植え付けるものらしい。朝起きて、素晴らしい朝を迎えた私は幸福だ!私は何でも出来る!私は素晴らしい才能を持っている!これを3度大きい声を出して言って紙に書く。身だしなみ、姿勢、歩き方、までメモる。夜はプログラムに付属されているカセットテープを聞いて眠りに入る。これを3ヶ月行うことによって意識改革するそうな・・・私はこれはやらなかった。確かにこのプログラムを実行すれば意欲、熱意、やる気は一時的に付いて、ネガテイブな部分は消えてポジテイブに洗脳されるだろう。ただ意欲的なだけでいいのか?人間の思考はバランスが大事で、ただ数字だけ、結果だけよければokではない。ひとつの意思決定により周囲は良くも悪くも変わる。その時々の状況により意思決定しなければならないと思う。「過ぎたるは及ばざるがの如し」プラス思考が強すぎても駄目だ。相手があれば、双方の心理を読みつつ、エントリータイミングを計るという冷静さ、バランスが大切に思う。このプログラムを薦めてくれた人は現在、上場企業の社長だ。私はその人と反対の、気楽な人生を好む。