納豆問題で視聴者が「信じて毎日2パック納豆を食べていたのに騙された!」「納豆を食べ始めたのに痩せないからおかしいなぁと思った」と怒りの声を上げている。こう言う光景を見ると、最近の日本人は本当に頭が悪くなったと思う。太ったのはハンバーガーを食べ過ぎたから、とハンバーガーショップが訴えられる国に似てきた。けど、考えてみれば30年前もオイルショックでティッシュペーパーの買い占めが起こったり、100年前の米騒動での問屋商人が米を買い占めしたり、というのも同じ構造かも知れない。あるいは、男子が産まれないのは宗教的な因果だと言って、生類哀れみの令を発した五代将軍綱吉公から、脈々と続く日本人の思考回路がこうさせるのか。別に頭が悪くなってしまったわけではない。もともとこの程度だった。そう考えるとホッと安心した。賞味期限を1日過ぎた素材を使った製品が出回って、謝罪会見をするのは良いとして、それで一企業の社長の首が飛ぶのは、敏感過ぎるような気がしないでもない。その反面、タウンミーティングで、バイトを雇って世論を買おうとした一国の宰相が、裏工作がばれてのうのうと、それも、たった100万円の弁済で落とし前をつけてしまうのは、鈍感過ぎる・・・