電車で本を読むためには結構工夫が要る。私は、座ることを第一に考えるが、マーキング(色分けした線を引く)する場合、両手を空けたいから、満員電車を行き過ごす。待ってる間も本が読めるから、時間の無駄はない。たとえ座れない時でも両手が空くようにする。鞄は軽い合繊のショルダータイプで、肩から垂らしたママで本が取り出せるようチャックが上に開く形のものを選ぶ。立つ位置は壁または入り口の金属製の棒の前で、背中をつけて安定を保つ。それでもマーキングは物理的になかなか難しかったりする。場所が確保できない場合、その時のために、吊り輪なしでも安定した立ち方ができるように、体を常に鍛えておくこと。これは見た目も違う。鞄を肩から下げているので、スーツがヨジレてラインはダイナシなのだが、シッカリ立っていると肩のラインは体の形を追う。猫背や横に曲がっているとスーツのラインに目が行く。後姿をウォッチングして確かめてみると面白い。その視線の先には・・・