企業は、買うか作るか、した物(サービス)を売って成り立つ。儲けるには、購入費を下げ、生産コストや販売コストを下げる。又はたくさん売る。あるいは高く売る。これらを追求する。購入費を下げたり高く売ったりするのは、市場の関係で限度がある。するとコストを下げること、たくさん売ることが焦点になる。この両面に対し企業は正攻法で取組んで、他者との戦いに勝ち生き残ろうとする。ココまでは、当たり前だ。ところが社員を「納得させて」薄給で働かせるとコストが下がる。その納得のさせ方にオカルト的な心理操作が入る場合がある。社員に考えさせない、社員の「私」を捨てさせる、あるいはサービス残業を厭わないほど仕事に集中させる等。そのためには、強力なカリスマまたは「哲学」をもって経営にあたる。社員に「特殊な」研修を受けさせる等の手段を講じる。いっそのこと会社そのものが宗教だったら、宗教的情熱により簡単に達成できる。次に、たくさん売ろうとすると、今までにない製品を開発するとか、上手に買わせることが必要だ。「今までにない製品」には、今の科学的常識を超えた原理の製品だってありうる。上手にたくさん買わせるためには、社員・準社員に買わせるネズミ講のような手もある。これらの詐欺まがい、オカルト的心理操作の疑いの濃い会社の経営者・研究者も多いと聞く。企業の利潤追及のためなら、何でもOK!とは・・・情けない限りである。