「正座」というのは日本人の心である。らしい・・・どんだけ偉人でも正座する時は正座するし、ガチャピンとかムックだって説教される時は正座だと思う多分。仮面ライダーだって法事の時には正座が基本。だから私も説教される時は正座である。そんな日本古来より伝統的に伝わる座り方である正座だが、欠点としては「むちゃくちゃ足がしびれる」とか「足が太くなる」とか「O脚になる」とか様々な弊害はあるようだ。だがしかし、それでもなお、背筋をピンと伸ばした正座スタイルには、一種独特な風流的要素たっぷりの凛としたアレがあり、武道から茶道から説教される時に至るまで、ソレなしではお話にならない重要な座り方である。伝統的な座り方であるにもかかわらず、実際問題、綺麗に折りたたんだ足の上にドッカリと、ケツと上半身を乗せているわけだから脚がしびれるのは当然だ。血行は悪くなったり、足がむくんだり、そしてシビレたりする。いたいけな女子高生がスーパーアイドルを目の当たりにしたようにシビレる。シビレまくりまくる。多分、私の足は自分のケツに対して、いささか以上の親愛の念を持っていたりするんだろう。こんなに近くに憧れのケツ様が肉迫してワタクシの上にハアハアとかそーゆーイキオイだ。自分の足とはいえ、まったく迷惑な話だ。そんなシビレを回避するための方法として、代表的なのは「慣れる」というものである。日常的に地道な努力で正座を練習することにより、確かにシビレは少なくなっていくらしい。なんというか、はぁ、そーですかとしかいいようがない。生き急ぐ私としてはもーチョッと手っ取り早くリーズナブルにアレする方法は?やはり慣れる事のようだ。