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活字と画像

昨日、会社帰りに本屋に行った。最近売れている本も、探してみたが、特に興味惹く本もなく、逆に「粗筋で読む名作」みたいな、滑稽な本があったがやる気なし。他は、ビジネスのノウハウものとか、判りきったことをもっともらしく書いた本ばかりで、最近の活字離れにも納得いく。あとは、自分の成功体験を自慢げに著したもの、判りきったことをさぞかし得意げに書いたもの等、ほとんどが、活字の乱立で気持ちが入ってないように思う。偉そうに、批評している自分もたいした人間でも無い。自分の共感できるとこだけ気に入って、あとは切り捨てていることが多いのが読書だ。そう考えると読書は道楽の一種で、見識を広めるなんて事は幻想かもしれない。受け売りが上手になり、どんな話題でも一通りついていけるようになる薄っぺらな私なんかには最適だ。ただ、自分も文章能力の無さ、表現の下手さにつくづく嫌気がさしている。その点、写真なら心が動いた一瞬を残せるし視覚で訴えるだけ、出来の悪い脳みそを仲介しないので、心に響く。活字じゃなく画像も乙な物だ。