「刹那主義」たるタイトルの本を読んだ。チョッと宗教っぽいが、かんがみる瞬間があった。人は皆、自分の意志に関係なく生まれ、死にたくないのに死んでいく。時が経てば老い、健康に気を遣っても病気になる。いわゆる生老病死は仏教の四苦。いろんなものに執着し、愛する人が増え、その人とも必ず別れが来る。生とはやはり「苦」そのものだ。「刹那主義」とは悪い意味で耳にするが、今の充実なくして明日はない。頭の中には、いろんな予定や計画や義務が混在しているが、自分ができるのは、この刹那に1つのことである。愛や執着が大きいほど、悲しみも大きいのだ。刹那を大切に幸せを感じて生きて行けたら・・・私は「人生は短い。悲しんでいる時間は無い。と考え、何をするにも極端に走る。瞬間・瞬間に燃焼し、輝く事に美を見出す。それが、今。少しずつ何でも在るがままに静かに受け入れようと思う。とても、煩悩からは開放されないだろうが、人生は出会った瞬間から常に別れの時が近づいているものだ。良い意味での「刹那主義」瞬間・瞬間の連続が人生であり、過去には戻れないし、未来も予想できない。だから、平凡なことを非凡にやるのもよい。何かを得ようとして「今」を生きるより、「今あるもの」をしっかり感じて生きるほうが・・・・・・・・