テレビでの観戦も楽しいが、球場での観戦は一味も二味も違う。いよいよ高校野球の予選も大詰めである。去年も丁度今の時期、夏の甲子園に向けての予選が各地で開催されていた。今年もわが町京都も高校野球ファンにとっては熱い。高校球児の汗と涙と感動のドラマがある。京都すばる高校でレフトで6番打者 木俣良介 (友人の息子)がドラマの主人公でもある。3年生にすれば負けるともう二度と、このメンバーで野球は出来ないし、彼らの夏も終わる。そのプレッシャーのなか、京都すばる高校ナインは4戦連勝で、創部以来初の京都大会ベスト4だ。「勝って当たり前」と思われている試合に順当に勝ち続けること、これがとてもしんどいものである。今のところ4戦全勝ではあるが、スタンドで応援している私の場合、試合終了時の雰囲気は喜びよりも安堵感が漂った。クールでいながら燃えている状態・・これがスポーツでプレー中にもっとも良い状態だと思う。目標は優勝!とか勝つために努力してきた・・なんてことは、よく聞くが、プレー中はただひとつのボールに無心になれるかが勝負だ。没頭しながら、空回りしない余裕を持った心構え。これが実践できれば実力が発揮できる。京都すばる高校の勝利を祈念。