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食文化

「人は食うために働くのではない」と言う人がいるが、じゃぁ何のために?と問いかける私がそこにいる。「働くために食う」と思う。だからどんな仕事であっても、その技術や道具や成果物に目が行く。戦時中の日本においても、農民・農地への影響が少なく、人口の激減を経験せず順調に生産性を上げて来たという特徴があって、これが日本の文化の基礎になっている。生産や流通の工夫が積み重ねられたものが文化であり、その暮らしの変遷が歴史だと考えると「働くために食う」とは、当時は幸せなことだったのかもしれない。