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戦法

スポーツでも仕事でも勝負事は付き物だ。その勝敗は時の運であり、立てた作戦が失敗に終わる事もある。三国志の諸渇孝明のように、進退にしっかりとした理論と基準を持ち、戦えば百戦も危うしからず。常に攻めと守り双方が存在しそれぞれの相容れない理論があり、弱気の人が強気の人の意見を聞いても得るところはなく、ただ迷うだけとなる。関ヶ原の戦いも、布陣の陣形だけを見れば、歴史学者も口を揃えて豊臣方の西軍が絶対有利と言う。しかし兵法家としては再起不能の可能性ある戦は絶対避けるべきであり、もし戦が避けられないなら、真田家のように親子・兄弟で敵・味方にわかれ家名存続の道を選ぶべきだろう。日本人は潔さを尊ぶ傾向にあり歴史的な英雄として取り上げられるが、立場が違えば考え方も大きく変わる。私としては真田家のような両方に賭ける方がいいと思う。どちらが勝っても、立て直す余力を残す手法も必要かと。