ついにと言うか、やはり犠牲者が出た。ミャンマーの軍事政権に対する抗議デモで、日本人カメラマンが亡くなった。銃弾に倒れてもなお、右手に持ったカメラを離さなかったらしい。痛ましい、としか言えない暗澹たる気分だ。治安部隊の無差別発砲で多数の死傷者が出た。理不尽な暴力や死は、人も選ばず時も選ばず突然やってくる。世界では、飢餓や戦争でもっと多くの惨事が起こっている。何も出来ないでいる微力な自分に羞じてしまう。他にも、生きている価値の無いような人間がいくらでもいるのに、犠牲になるのはいつも力の無いものや、弱者、第一線にいる人達・・・やるせない。