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人質

イラン南東部で武装した麻薬密輸組織に誘拐された日本人は、イランからパキスタン領内に連れ去られたとの事だ。だいたい日本人がイラクで人質になったとき「自己責任」論が主流だったが此処へ来てそれは、間違いではないかとの揺り戻しが起きても良いように思う。献身的な若者が、善意で行った行為を非難する事への反省かもしれないが、私的には今でも、やはり彼らは間違っていると思っている。何故なら、当然予想できた結果であるからだ。そしてそれが、如何に大きな損害を日本国家にもたらすことも想像できたはずである。かといって、積極的に糾弾する気もないし、人格を否定する気もない。善意は立派だが、世情を読めなかった彼らが残念だ。それは取り返しのつかない過ちかもしれない。物事には謝っても、反省しても、どうにもならない過ちがある。が、そもそも戦争を始めなければ、日本人人質問題なんて起きなかった。この戦争にいち早く賛意を表明した時の首相は、何を感じているのだろう?