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喜怒哀楽

私もこの歳になって思うことは、若い時には、暇があっても、金がなく、お金のかからない遊びをしていた頃が最近妙に懐かしい。人生の折り返し地点を過ぎる歳になると、小金があっても、暇がなくなり、さらに年齢を重ねると、金も暇も余るだろうが、体力と気力がなくなるとは、人生は、つくづく皮肉なものだ。楽しい人生を過ごすには、ある程度の刺激が必要であり、嗜む程度の美味美酒は、人生のエッセンスとしては、有益だと思うし、喜怒哀楽を与えてくれる趣味や仕事は、やはり楽しくて止められない。目を血走らせ、勝ち負けや儲けを追いかけるより、楽しむ為の、仕事や趣味をお勧めする。どうやって、楽しんだらよいか?と思う人もいるだろうが、簡単なようで難しいが、一言で言うなら、無理をしない。これに尽きる。「江戸の仇は長崎で」的な発想をしなければ充分楽しめると思う。