新年そうそうこの寒さは耐えられない。これでは週末ほとんど外に出られそうにない。さっそく体がなまってきそうだ。私も今年で43歳になる。といって、特別なものは何も無い。が、最近、明らかに1年前と変わってきた事がある。あきらかに酒を飲まなくなった。この3ヶ月でも昨年と比べると少ない。当然浪費癖も治まりつつある。旨いもの食ったり、美人に囲まれたり、いい服を着たりっていうことに余り高揚感を感じなくなってきた。たいていのことはやり尽くしたというか、快楽の先にあるのは「空虚な感覚」。もともと、人生に大した価値も見出せていなかった自分が、「刹那的な享楽」に逃げていたようでもある。今自分が心がけているのは「謙虚な心」と「人に喜ばれることをする」こと。2つとも死語に近いような世相だが、結構重要だ。人のことを中傷したり、会社に文句を言ったり、インターネットやTVでそういう場面によく出会うが、「そういう自分はそんなにえらいのか」と自省することが欠けているのではないか。あと、「人に喜ばれること」。「金」は多くのことを解決するだいじな手段だが「金」で何でもできる訳ではない。逆に「金」を手に入れた人間が「金」で解決できる事にしか、力を注がなかったら寂しいことだ。きっと人にこう言われる。「金さえあれば俺にでもできる」って。「人によろこばれること」に価値を見出しているのはスポーツ選手によくあることで、いいプレーをして観客に喜ばれて、たくさんお客さんが来て自分の収入も上がる。逆に衰えた者、努力がたりないものは淘汰される。最近の企業不祥事などを見ると特に経営者が、緊張感や謙虚な心をなくし「人によろこばれて」初めて商売が成り立つってことや、成功者も努力を怠れば失墜するというこころ構えがないように感じる。一種の自分への戒めでもあるようだ。