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相性

街路樹のツツジの花が咲き、イチョウの木にも新緑が見えるようになり、過ごしやすくて、爽やかな風が舞うこの時期は、いろいろな人との出会いもありいい季節だ。が、何をするにしても人と人はお互いの相性というものがある。人が生きて行く過程において、それはもっとも決定的な要素になる。仕事でもスポーツでも言えることだが、お互いの相性がとても重要だ。そして相性のよさというものは、見ただけでは分からないし、理屈で分かると言うものでもない。相性とは、感じるもののようだ「あっ、この人とは相性がいいな」と感じるものなのだ。一緒にいて落ち着く、心が安らぐ、気持ちがいい、などのプラスの感情が起きれば、その人との相性がいい。一方で嫌悪感を感じる、不愉快になる、気持ちが沈むなどのマイナスの感情が起きる人とは、相性が悪いと言える。ただ、初めて会ったときに感じる緊張感や不安感は、このマイナスのものではない。お互いの相性はその人が元々持っている性質同士の問題で、努力しても変えることは困難である。そんな努力をするよりも、相性のいい人と付き合うほうがいいに決まっている。相性のいい人といるほうが、お互いのためにもずっとプラスだ。相性のいい者同士が出会うことそれ自体がとても難しい。そんな中で、仕事もプライベートも男性・女性問わず、相性のいい人と出会えたなら、それはとても幸せなことだと思う。これからもそんな出会いを大切にしたい、私はそう思います。