昔ある人に「人付き合いはプラスかマイナスか、あるいは損得勘定をよ~く考えて付き合え」と何度も言われた。「損にならないように、如才なく上手に立ち回れ」とも言われた。計算高くていいんだ、と何の迷いもなく信じればもっと生きやすかっただろうが、信じたいとは思わない。今でも、生きていく上での打算は多々あるが、『ためにする』のは好きじゃないし、人脈を広げたり、維持したりしようと特別考えたことはない。「去るものは追わず来るものは拒まず」で今日まできた。生れ付きの天邪鬼で、ただの変わり者なのだろう。それでも、何時か必要なときが来れば、わかるべき人には分かってもらえるだろうと信じている。