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格差

最近の事だが「格差」とか「下流」という名のつく本が、本屋に行けば意外とたくさんある。「希望格差社会」(山田昌弘著)と言う本を買って読んだが、あとには暗澹たる気分になった。職場や教育・家庭で起こりうるトラブルや、起きている問題が、ニューエコノミーの到来でもたらされたリスクである。ということ。イジメや校内暴力・教育崩壊は教師の質が落ちた為に起きたのではなく、晩婚・非婚・少子化からフリーターの増加に至るまで、社会が産業革命以来の根本的転換期にあることを認識するべきかもしれない。要は自己責任や能力主義は後戻りできないが、それに伴うリスク認識や対策ができていないのが現状である。そういえば、フリーターとか、自由人ほど「夢」をもっているらしい・・・