
麻生総理の今年の書初めは「安心・活力」のようだ。昨年の福田前総理は中国で「温故知新」と書いていた。まぁ共に書道は下手ではないようだ。が何故、こんなパフォーマンスが必要なのか?それは「文章は経国の大業で不朽の盛事」だからだろう。漢籍に通じていることが政治能力の高さの証明であるようだ。古くは中国の科挙の試験に始まり、日本も明治初期まで漢文を勉強していた。漢文を読み書きできるのだから、当然、漢字も上手だという訳だ。政治家の世界では未だにこれが固定観念なのだ。また、法令の公布の際に承認のサインをするが、今でも花押を書くと聞く。細川総理の時が万年筆だったのは例外で、皆筆を持つ。だから書けるようです。