
私もその昔は煙草を無茶苦茶吸っておりました。1日に40本以上、それが風邪をひいてようが、体の調子が悪かろうが、必ず、肌身離さず煙草とライターは持ち歩いてた。今から思えば、当時の私の嗅覚ってのは相当ひどいものだった。だけれど自分自身ではそれが『普通』だと思っていた。そう考えると禁煙している今の自分は、随分生き物としてまともな五感の状態に戻ってきたような気がする。仕事柄、色々な人とお話しをする機会が増え、話し方や身なり・仕草等からその方の匂い(人間味)を感じることがある・・・何処までも個人の『主観的』な話である。同時に不思議なことを不思議に感じられる心も、ずっと残しておこうと思う。