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素直

「素直になりなさい」「素直でありなさい」という言葉を、幼少時代から随分、目や耳にしてきた。「素直が一番で、素直さに勝るものはない」と言われるが・・・
とある専門職で、見習いの若者の仕事振りを観ていて、つまづいたり、失敗をしたり、怒られるところも様々だが、観ていて感じたことは、「素直さ」が必ずしも最初に必要なのだろうか?私的には「向上心」だと思う。だいたい常に「向上心」があれば、知識や経験を貪欲に前倒ししてでも吸収しようとする訳で、いろんな人に教えを乞い、自分で様々なことを試す必要性がある。その結果を踏まえ次に進んでいく。そして、そういう環境を手に入れて、自分を置くには誰しも自然と「素直」になるのでは?だから、まず「素直さ」ありきではなく、「向上心」あってこそのものではないだろうか?例えば「もっと素直になりなさい」という言葉を云っていたとすれば、それは必ずしも相手のためを思って云っているのではなく、自分に都合が云いようにしたい、という気持ちが先行し過ぎて、つい口から出てしまった言葉かもしれない。
私の知る世間一般には、なんと云うか、表面的な言葉が先行してその本質が、その言葉を使う人に追いついていっていないと云うか・・・そもそも口に出して云う事ではないのだろうが、何故か、今になってふとそんな事を考えさせられました。